卒業生紹介

後藤摩美

2018年度 予科前期コース

2019年度 本科1年コース

Q1. アルスシムラに入学したきっかけは何ですか?

祖母が着物が好きだったので、残してくれた着物に興味を持つようになりました。着物の雑誌でアルスシムラを知り、自分で着物が織ることができることを知り思い切って入学しました。

Q2. あなたの「いま」を教えてください。

2022年7月からアトリエシムラ京都本店で機織りワークショップの講師を務めさせて頂いております。

自宅でも少しずつですが、織っています。

Q3. 在学中の学びの中で、「いま」に活きていることを教えてください。

一年間本科に通ったのですが、楽しいだけで毎日を過ごしてしまい、一人になって自分で染織ができるか不安に思っておりました。しかし実際に手を動かし体験したことは思っていた以上に体が覚えていたようで、困難を感じることもなく自宅で染織を進められています。

ワークショップには初めて織りを体験される方からリピーターの方まで様々な方がいらっしゃいます。染織に興味を持つという共通点がある方達との交流はこちらが勉強になるお話を伺うこともよくあります。織りの楽しさ、植物で染めた絹糸の美しさなど経験を重ねることで忘れていた気持ちを再確認しています。染料について、例えば採取時の話などお伝えすると喜んで頂けます。自分でも様々な染料で染色し経験値をあげていきたいです。

このように手織りに関わっていくようになるとは思ってもいませんでしたが、手織りを通して人と交流できること、手織りを楽しむ手助けをすることは幸せなことです。

Q4. これから染織を志す人にメッセージをお願いいたします。

ワークショップは経糸の準備ができた状態で織って頂くので、機織りのほんの一部を体験することにはなりますが、参加された方は想像以上に楽しかったと言ってくださることが多いです。実際に体験してみないとわからないこともあると思います。興味をお持ちの方はまずワークショップに参加して下さると嬉しいです。

機織りを体験することで広がる世界もきっとあると思っています。

ワークショップ講師の様子
自宅で織っている裂
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