2021年度 本科2年卒業 川田理恵 着物のタイトル 還 制作の意図・背景 時間、空間、気持ちの狭間で揺れ動く美しも危うい時、天からも地・水からもほんのりとでも光は射しているはずです。それに気づき歩むことができるように、支えとなる着物を織りたいと思いました。藍を織っているうちに海に潜っていくようなイメージが湧いてきました。伝説のダイバー、ジャック・マイヨールが海に溶け一体化した様に、藍の裂に溶け込んで自然の一部に還っていくような感覚が広がりました。 染織への思い 染織は自然のようです。どうにもならないこともありますし、思い描いた以上の感動を与えてもくれます。様々な表情を見せてくれますし、時には自分自身を突きつけてくるような怖さもあります。これからも染織を通して自然と共に過ごしていきたいです。